アフターコロナ時代のオフィス移転とは? オフィス物件選びのポイント

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新型コロナウイルスの感染拡大で、オフィス戦略を見直す企業様が増えつつあります。
在宅勤務者を増やすことで座席数を減らし縮小移転するというケースが注目されがちですが、長期的な視点でオフィスワークに戻したい、業態を変えたので面積が必要になり移転するケースなど、実情はさまざまです。

仮に事態が収束したとしても、以前なら数十年~百年サイクルで発生していたウイルス・感染症の発生頻度が年々上がりつつある中、コロナ収束以後も新興感染症やパンデミックの脅威に晒されるリスクは依然として高い状況が続く事が予想されます。

オフィスやオフィスビルには、これまで以上に、安心・安全が求められるようになります。
安全の確保だけではなく、従業員や来訪者が、実際に認知できること、感じられる事が重要です。

ここでは、ポストコロナ・アフターコロナ時代のオフィス戦略における、物件選びのポイントをお伝えします。



■面積

一人あたり面積(坪数)を増やす
厚生労働省では、保つべき距離として相手との距離を2m程(最低でも1m)取ることを推奨しています。
一人あたり面積を増やすことで、スペースに余裕のあるレイアウトが可能になり、密防止に役立ちます。


■立地

通勤時混雑の少ないオフィスを選ぶ、繁華街から移転するなどの方法があります。しかし、利便性の観点から、あまりに不便になり過ぎないよう注意が必要です。


■ビル設備・仕様

①[換気] 窓の開閉ができる、開閉できる窓が多くあるオフィスを選ぶ

②[換気] 換気機能が導入されたオフィスを選ぶ
自然換気スリット、換気システムなどが導入されたビルもあります。除菌ユニットなど空気清浄機能が組み込まれた空調設備も登場していますので、空調設備をチェックしてみましょう。

③[密防止] エレベーター混雑度の少ないオフィスを選ぶ
密回避のためにエレベーター台数やエレベーター定員に余裕のあるオフィスビルを選ぶことがポイントです。 出勤時やランチの時間帯にビルを訪問して混雑状況を見てみると参考になるかもしれません。

④[感染症対策] 非接触型の設備が整ったオフィスビルを選ぶ
非接触型のエントランス自動ドア、非接触式の入退室管理、非接触型の空調・水まわり設備など、非接触型の機能が感染症防止に有効です。


■内装レイアウト

①応接室を設ける、または広くする
外のカフェでの打合せよりも、不特定多数の接触を避けることが可能な、自社オフィスなら安心です。
また、座席数を減らす、なるべく広めにスペースをとるなどの対策をしましょう。


②共有スペース・ミーティングスペース
座席は市松模様にする、アクリルパーテーションを設置するなど、対面リスクを減らす事が重要です。
WEB会議・オンラインミーティングを想定した小スペース・個室ブースがあると便利です。


②執務室レイアウト
スクール形式にする、壁面に向かう座席配置にするなどのほか、2mを保てない場合はパーテーションを有効活用するなどバリア配置が重要です。


我々が付き合わなければならないリスクは感染症だけではありません。
大地震などの自然災害、家屋倒壊や停電や断水などの非常事態においても、事業活動を止めないための対策が必要です。
BCP対策の一環として、オフィスを核とした事業活動、事業活動を守るためのオフィス戦略を、今一度ご検討されてはいかがでしょうか。


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