欄間オープン(らんまオープン)
欄間オープン(らんまオープン)とは、間仕切り・パーテーション上部の欄間部分を空けるパーテーションの設置方式のこと。

欄間(らんま)とは、日本の和室の建築様式における、天井と鴨居の間に設けられる建築建具のことを言い、採光や風通し、装飾(木彫りなど)などのために設けられているもの。
■オフィス内装の欄間オープンのメリット
間仕切り・パーテーション設置の際、消防法上、別部屋を設置したとみなされる場合、非常灯や火災報知機などの消防設備を新たに設ける必要がある。欄間オープンの場合は不要となる場合もある。
また、欄間オープンの場合は空調の通り道ができるため空調を増設しなくても良い場合も。欄間を閉じる「欄間クローズ」の場合、密閉空間となり新たに空調を設置する必要が出てくる可能性もある。
一方、欄間オープンのデメリットは、空調効果が下がる、音が隣へ漏れてしまう、セキュリティが確保できない、など。
部屋の用途によって、計画的な内装・パーテーション工事をすることが望ましい。
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