オフィス移転にかかる費用の種類と概算コストシミュレーション

オフィス移転の検討段階では、オフィス移転にかかる費用の種類や、概算目安を知る必要があります。まず、主要な数字を整理しておきましょう。

  • A.現在のオフィスの面積(坪)
  • B.現在のオフィスの賃料
  • C.現在のオフィスの坪単価 B÷A
  • D.座席数(従業員数)
  • E.現在のオフィスの1人あたり面積 A÷D

0.新オフィスの広さ

現オフィスの面積は適当でしょうか。座席数をもとに、充分といえる面積がどの程度か、計算してみましょう。

  • F.新オフィスの面積= D.座席数 ×2~3坪(※)
※1人あたり面積の目安について
2~3坪という数字は、ミーティングスペースや応接室などを含めた目安です。ソーシャルディスタンス対策やレイアウト方式の工夫を検討する場合、1人あたり面積はより広く取っておく方が良いでしょう。どのようなオフィスにしたいか、オフィスの全体的な方向性を決めましょう。

1.新オフィス物件の賃貸契約費用の目安

①新オフィスの賃料目安

  • *新オフィスの賃料目安(共益費込み) = F.新オフィス面積× 坪単価*(共益費込)
※坪単価の目安はオフィスの立地やビルのグレードにより異なり、1万5千円~5万円などさまざまです。「C.現在のオフィスの坪単価」と比較検討しましょう。

②新オフィス賃貸物件契約に係る初期費用

  • *預託金(保証金・敷金)(例)賃料10ヶ月分
  • *礼金
  • *前払い賃料
  • *火災保険料
  • *保証会社費用
  • *仲介手数料(賃料の1か月分)
*チェックポイント
  • 入居日はいつか?
  • フリーレント期間などがあるか?

入居日・移転日によっては、現オフィスとの重複期間が発生してしまう場合もあります。希望物件がいつから入居可能なのか? 入居タイミングが合うかは重要なポイントです。なお上記の初期費用のうち必須でない項目もあります。都度ご相談しましょう。

2.新オフィス内装・什器等費用の目安

③内装工事費用

内装工事費用は、1坪あたり5~20万円が目安で、内容によりさまざまです。

  • F.新オフィスの面積(坪)× 100,000円(例)

④什器等購入費用(新調する場合)

什器などを新調する場合は、一人あたり5~10万円が一般的な目安です。

  • D.オフィスの座席数 × 50,000円(例)

※什器が内装デザイン・工事に含まれる場合は異なります。

3.引越し費用の目安

⑤引っ越し費用

ざっくり計算での、引っ越し費用の目安は、1人あたり3~5万円(不用品廃棄含め)とされています。

その他、引っ越し費用の参考目安
  • 1坪あたり、2万円前後
  • 引越し作業員1人あたり、約2~5万円
  • 2tトラック1台あたり、約8万円前後
  • 4tトラック1台あたり、約15万円前後

パソコンやOA機器などの機器が多い場合は、机や椅子、棚などの荷物とは別に専門業者へ依頼する方が望ましい場合があります。金庫や美術品など、引っ越し業者が運べないものも要注意です。

また、オフィス移転の繁忙期は 1月~3月・9月~12月となります。

⑥電話機・複合機など、機器移設費用

固定電話などの、機器移設費用は1端末あたり2~5万円が目安とされています。

電話工事費用(主装置設置費・電話設定費・屋内配線費など)のほか、固定PC・サーバー等の台数が多い中~大規模移転の場合、LAN敷設工事や機器移設費用なども考慮に入れる必要があります。
工事費の相場は一般的に1坪当たり約1~2万円と言われていますが、1ポート25,000円~40,000円×設置ポート数という目安もあります。

4.不用品廃棄費用の目安

物品数・重量や、物の内容にもよりますので、不用品リストを作成し、業者に見積を依頼する必要があります。

⑦不要品回収・廃棄費用

  • 2t車1台分程度の場合=7~8万円が目安
  • 4t車1台分程度の場合=12~15万円が目安

5.旧オフィス原状回復費用の目安

現状回復費用の目安は、1坪あたり5万円が一般的目安とされています。

⑧原状回復費用

  • A.現状のオフィスの面積(坪)×5万円


※単価や数字は、一般的なオフィスを想定した、ざっくりとした概算の目安です。
※移転元と移転先の賃料が重複する期間がある場合、費用見積には注意が必要です。
※詳細な費用算出をお求めの際には、専門業者の見積もりが必要となります。

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