飯田橋・九段下エリアの再開発計画・新築オフィスビル特集

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飯田橋・九段下エリアの再開発計画・新築オフィスビル特集

飯田橋駅周辺では、2009年に「飯田橋プラーノ(富士見町二丁目北部地区)」、2000年に「住友不動産飯田橋ファーストビル(後楽二丁目東)」、2010年に「住友不動産飯田橋ファーストタワー(後楽二丁目東西)」、2014年飯田橋駅西口に「飯田橋サクラパーク(飯田橋グラン・ブルーム、飯田橋サクラテラス)」などの都市開発事業が実施されてきました。
また、JR「飯田橋」駅では、2020年7月12日に、ホーム移設・西口駅舎の建て替え工事が完了。曲線が多く大きい隙間があり危険だったホームが改良され、駅ホームも新宿側に200m移動されました。

参考URL:JR東日本ニュース「飯田橋駅がより安全に、より便利になります
~新ホーム、新西口駅舎および歩行者空間の供用開始について~」(2020年6月16日)

2022年現在、飯田橋駅中央地区、飯田橋駅東地区、富士見町二丁目3番地区などで再開発の準備が進められています。

飯田橋駅周辺では、駅改良工事や周辺の民間開発の動向をふまえて、駅周辺の複雑化や混雑解消を目的とした「飯田橋駅周辺基盤再整備構想案」が、2020年7月、東京都都市整備局により発表されました。駅周辺の歩行者空間や駅前広場の拡充、歩道橋のバリアフリー対応等の動線強化など、駅と駅・駅とまちのつながりの強化などが盛り込まれており、今後の街づくりの進展が予想されます。

飯田橋駅周辺基盤対象エリア - 飯田橋駅周辺 基盤再整備構想(案)2020年7月
基盤再整備構想図(地上・歩道橋レベル) - 飯田橋駅周辺 基盤再整備構想(案)2020年7月
基盤再整備構想図(地下レベル) - 飯田橋駅周辺 基盤再整備構想(案)2020年7月


飯田橋・富士見地区地域のまちづくりについて(平成30年9月7日)

参考資料:参考資料 飯田橋駅周辺再整備構想(案)(令和2年7月・飯田橋駅周辺基盤整備方針検討会)
参考URL:混雑解消と滞在空間形成/飯田橋駅周辺基盤再整備構想案/東京都都市整備局(建設通信新聞・2020年7月8日)


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東京オフィスビル再開発マップ(拡大してご覧ください)

飯田橋・九段下エリア 主な再開発・竣工予定オフィスビル一覧


飯田橋駅中央地区再開発事業

飯田橋駅中央地区再開発事業 計画エリア位置図


JR飯田橋駅前オフィス・住宅、ショッピング施設を併せ持つ複合再開発ビルプロジェクト。

JR 飯田橋駅東口と、目白通りが交差する人通りの多い立地特性を考慮し、JR「飯田橋」駅と東京メトロ東西線「飯田橋」駅の間に、立体的な駅前広場として「駅前プラザ」を整備。ゆとりある屋外の歩行者空間に加えてショッピング施設なども整備され、立体的な賑わいのある空間が整備される予定。

2022年度に既存建物の解体と本体工事の着工、2026年度の竣工予定。
事業協力者の野村不動産は、隣接する飯田橋プラーノ(富士見二丁目北部地区第一種市街地再開発事業)の再開発にも携わっている。

計画名称:飯田橋駅中央地区再開発事業
所在地:千代田区飯田橋四丁目8番及び9番、富士見二丁目6番の一部
竣工年:2026年度
用途:業務、商業、住宅など
事業関係者:飯田橋駅中央地区再開発準備組合・野村不動産

参考URL・計画位置図引用元:飯田橋駅中央地区再開発事業本格始動(2015年11月30日・飯田橋駅中央地区再開発準備組合・野村不動産)
参考URL2:JR「飯田橋」駅改良や再開発でビジネス拠点へと進化する飯田橋(nomu.com/野村不動産アーバンネット)

飯田橋駅東地区第一種市街地再開発事業

事務所主体、住宅・店舗などで構成される、地上24階・地下2階建て、最高高さ130m、延べ床面積約4万5700m2の複合ビルとなる模様。2023年秋頃に着工、2026年秋頃の完成予定。
東京メトロ東西線飯田橋駅の出入口と一体となり、地上と地下を結ぶ広場が設けられる。道路に面する敷地外周部には歩道状空地、建物内には歩行者専用貫通通路を整備、バリアフリー化や無電柱化を図り、安全・快適な歩行者ネットワークを強化、防災災機能の確保及び環境負荷低減に資する市街地整備が行われる。

竣工パースイメージ(飯田橋\飯田橋駅東地区市街地再開発)


断面イメージ・配置図(参考:東京都資料より)


計画名称:飯田橋駅東地区第一種市街地再開発事業
所在地:千代田区飯田橋3-6ほか(住居表示)
竣工年:2026年度
規模・高さ:地上26階・地下2階建て、最高高さ約130m、延べ床面積約4万6565m2
事業関係者:三菱地所、三菱地所レジデンス、大和ハウス工業、清水建設

参考URL:
飯田橋駅東地区市街地再開発組合の設立を認可(東京都都市整備局 2022年10月11日) 「飯田橋駅東地区第一種市街地再開発事業」再開発組合を設立(清水建設 2022年10月12日)


注意:「飯田橋駅東口周辺地区」は地下鉄駅側(津久戸町、下宮比町、揚場町)のエリア。


富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業

2022年10月20日付で都市計画が決定。日本歯科大学附属病院・日本歯科大学東京短期大学の裏手、飯田橋駅西口から早稲田通り沿いに進んだ大神宮通り沿いの一帯で、青森県会館などの建物が建ち並んでおり、富士見二丁目広場(区立富士見福祉会館跡)の敷地を含む。
大神宮通りに面したA敷地には、事務所主体・上層階に住宅となる高さ最高限度約130mのビルが、早稲田通り沿いのB敷地には最高高さ約40mの事務所・公共公益施設等が計画に盛り込まれている。

富士見二丁目3番地区 施行区域と断面構成イメージ
富士見二丁目3番地区 整備イメージ

計画名称:富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業
A敷地:建築面積約2800m2、延べ面積約45,000m2、高さ最高限度130m、主要用途:事務所、住宅、店舗、駐車場等
B敷地:建築面積約135m2、延べ面積約1,200m2、高さ最高限度40m、主要用途:事務所等

参考URL:
富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業の決定(千代田区)
富士見二丁目3番地区のまちづくりについて(千代田区)

竣工済

九段会館テラス

歴史的建造物である旧九段会館の一部保存・建て替え事業。
濠に面する17階建てのオフィス部分には、基準階約750坪のオフィスフロアを整備。働き方改革や安心・安全面に配慮した先進のオフィス機能を有する、伝統と革新が融合した高度施設が誕生した。

(仮称)九段南一丁目プロジェクト※(旧)九段会館建替え 建物外観 竣工パース
(仮称)九段南一丁目プロジェクト※(旧)九段会館建替え メインエントランス 竣工パース

名称:九段会館テラス(仮称)九段南一丁目プロジェクト
所在地:東京都千代田区九段南一丁目5番1外
竣工年:2022年7月
規模:地上17階・地下3階・高さ約74.9m
用途:業務、商業、住宅など
事業関係者:東急不動産・鹿島建設

テナント募集状況などはこちらでご紹介中です。

参考URL: 登録有形文化財の歴史的建造物「旧九段会館」建て替え事業 (仮称)九段南一丁目プロジェクトが新築着工 「水辺に咲くレトロモダン」をコンセプトに2022年7月竣工予定(2019年09月17日・東急不動産)
参考資料: 歴史的建造物の「九段会館」 建替え事業を推進 ~「帝冠様式」の建物を保存活用~(2018年3月8日 東急不動産・鹿島建設プレスリリース)

検討段階のもの

飯田橋3-9周辺地区再開発事業

アイガーデン・エアの西側(飯田橋駅から見て手前側)のエリアが対象地域。
地区内は区の所有地が大半を占め、区の清掃事務所棟や車庫棟などが使われている。
隣接地域へのアクセス改善、通路の整備などを含め、計画が検討されている。
※詳細は不明。

計画名称:飯田橋3-9周辺地区再開発事業
所在地:東京都千代田区飯田橋3丁目-9
竣工年:未定
規模・高さ:未定

参考資料:市街地再開発事業等諸元一覧(平成30年9月7日・千代田区 環境まちづくり部)

飯田橋駅東口周辺地区

対象区域は、津久戸町、筑土八幡町、新小川町、下宮比町、揚場町の全域及び神楽河岸の一部からなる 26.7ha の範囲で、千代田区、文京区に隣接した地区。

煩雑な乗り換え動線、飯田橋五差路の歩道橋のバリアフリー未対応など、駅エリアから対象エリア周辺へのアクセス改善が課題となっていた。

『飯田橋駅東口周辺地区まちづくり構想』によると、朽化した建物を更新し、商業施設やオフィス、
良質な住宅を誘導することで、商業・業務・住宅のバランスがよいまちづくりをめざすとされており、
隣接する、神楽坂や外濠・神田川の水辺空間などの地域の良さを活かした開発が検討されている。


計画名称:飯田橋駅東口周辺地区
詳細:未定

参考資料:『飯田橋駅東口周辺地区まちづくり構想』(平成31年3月策定)
参考資料: 新宿区ホームページ「飯田橋駅東口周辺地区のまちづくり」(2019年4月26日)


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※記載内容は公式発表を参考に作成していますが、計画時点の情報のため変更になる場合があります。また竣工イメージは実際とは異なります。

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