虎ノ門エリア再開発・新築オフィスビル特集
虎ノ門エリアのオフィスビル再開発計画
虎ノ門エリアは、国家戦略特区プロジェクトにおける「国際的ビジネス拠点」地区と位置付けられ、外資系・金融系企業などの誘致を目的としたグローバルビジネスの環境基盤の整備や、駅周辺の街づくり、環境・防災機能の強化などに向けた再開発が進められています。建設中のオフィスビルを中心に、既に竣工済みのビルは下部にまとめました。
虎ノ門エリア(虎ノ門~神谷町~麻布台)再開発マップ
虎ノ門エリア 主な再開発・竣工予定新築オフィスビル一覧
1.麻布台ヒルズ ((仮称)虎ノ門・麻布台プロジェクト、虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業)
森ビルによる大規模再開発プロジェクト。
緑化された広大な敷地の中に、日本郵政グループビル飯倉ビル(旧:日本郵政公社東京支社社屋)の跡地に建つメインタワー「麻布台ヒルズ森JPタワー」は高さ約330mの超高層タワーとなる。オフィス区画は、メインタワーの7階~52階。西棟と低層棟にはスモールオフィスも整備される。
2023年6月30日、「麻布台ヒルズ」(虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業)のうち、A街区(麻布台ヒルズ森JPタワー)およびC街区(ガーデンプラザ)が竣工した(森ビル プレスリリース)。開業は2023年秋の予定とされている。
計画名称:虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都港区虎ノ門5丁目、麻布台1丁目および六本木3丁目の各地内
規模:地上65階・地下6階、高さ約330m(メインタワー・A街区)
竣工年:2023年3月31日予定
総延床面積:約860,400㎡(うち、オフィス総貸室面積213,900㎡)
主要用途:住宅(約1,400戸)、事務所(約213,900㎡)、店舗(約150店)、ホテル(約120室)、インターナショナルスクール(約14,000㎡、ブリティッシュ・スクール・イン・東京(予定))、中央広場(約6,000㎡)、文化施設(約9,000㎡)等
事業関係者:森ビル(再開発組合)
■オフィス区画詳細
貸室面積:213,900㎡(約64,700坪)、就業者数:約20,000人
<メインタワー>
オフィス区画: 7階~52階
貸室面積:約204,000㎡(約61,710坪)
基準階面積:約4,300㎡(約1,290坪)~約4,840㎡(約1,460坪)
<西棟>
オフィス区画: 3階~5階
貸室面積:約4,200㎡(約1,270坪)
基準階面積:約1,400㎡(約420坪)
<低層棟>
オフィス区画: 3階~5階
貸室面積:約5,700㎡(約1,724坪)
基準階面積:約1,620㎡(約500坪)~約2,000㎡(約600坪)
参考資料1.都市再生特別地区(虎ノ門・麻布台地区) 都市計画(素案)の概要
参考資料2.「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合設立認可のお知らせ(森ビル株式会社)
参考資料3.「虎ノ門・麻布台プロジェクト」いよいよ始動」:森ビルニュースリリース(2019年8月22日)
参考資料4.虎ノ門・麻布台プロジェクト ファクトブック(PDF):森ビル(2019年8月22日)
参考資料5.麻布台ヒルズ プロジェクトサイト:森ビル
2.虎ノ門ヒルズステーションタワー
森ビルによる日比谷線新駅(虎ノ門ヒルズ駅)整備と連携したプロジェクト。
うち、A-1街区がオフィス棟となり、高層階はビジネス発信拠点、中層階にオフィス、低層階に国際水準のホテル・商業施設が入居予定。
計画名称:虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業(A街区)
所在地:東京都港区虎ノ門1丁目、2丁目の一部
規模:地上49階・地下4階、高さ約265m
竣工年:2023年7月予定
延床面積:約253,100㎡(約76,563坪)
事業関係者:森ビル・都市再生機構・東洋海事工業(再開発組合)
参考資料・竣工イメージ引用元:都市再生特別地区(虎ノ門一・二丁目地区) 都市計画(素案)の概要
参考サイト:(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(森ビル株式会社)
3.(仮称)T-2 Project(虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟)
2020年10月19日、詳細情報が追加発表
老朽化していた虎の門病院・国立印刷局・共同通信会館の機能更新プロジェクト。
2階のデッキを通じて「虎ノ門ヒルズ」駅にも接続。歩行者ネットワークや都市機能の一体的な開発となる。
建物は、耐震性能Sグレード(特級)の制震構造を有する建物構造と、非常時電源供給などのBCP対策も万全。
また、業務棟の大部分はオフィス区画となり、下層階は国際水準の業務支援機能として、国際化対応のサポート施設「(仮称)虎ノ門国際ビジネスサービスセンター」が設置される予定。
オフィス基準階は、1フロア1050坪、天井高2900mm、奥行き18mの無柱空間。虎の門病院や周辺街区の建替による機能更新。2020年9月着工。
業務棟の大部分がオフィス区画となり、下層階は国際水準の業務支援機能が整備される。
計画名称:虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟
所在地:東京都港区虎ノ門二丁目105番
規模:地上38階・地下2階、高さ約180m
竣工年:2023年11月予定
延床面積:約180,700㎡(約54,600坪)
事業関係者:都市再生機構、日鉄興和不動産・第一生命保険・関電不動産開発・東京ガス都市開発・九州旅客鉄道・大成建設
参考資料・竣工イメージ引用元:「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」新時代の国際ビジネス拠点に大規模オフィスプロジェクト 始動(2020年10月19日・日鉄興和不動産)
参考資料:虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業(港区ホームページ)
4.虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業
虎ノ門駅一体型の再開発。東京虎ノ門グローバルスクエア(2020年6月竣工済)の東側の約1.1haの計画区域において、新たなランドマークとなる延床面積約12万m2の「駅と一体となった国際的なビジネス交流拠点」が整備される。産学官連携のビジネス創出支援施設「(仮称)虎ノ門イノベーションセンター」の他、「虎ノ門」駅や周辺施設と一体となった交通ネットワークの整備、地域の防災機能強化などが計画されている。
計画名称:虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都港区虎ノ門一丁目 4 番、5 番、8 番
規模:地上30階・地下5階・高さ約180m
竣工年:2025年度予定
延床面積:延床面積 約126,000㎡
事業関係者:日本土地建物・都市再生機構・住友不動産
参考サイト・竣工イメージ(更新):「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合設立認可のお知らせ(2022年6月24日・中央日本土地建物グループ株式会社)
5.赤坂トラストタワー((仮称)赤坂二丁目プロジェクト)
森トラストによる赤坂ツインタワー跡地の約5,000坪の敷地に建つプロジェクト。
事務所やホテル、歴史文化施設も有する、赤坂エリアの新たなランドマークとして期待される大規模プロジェクト。
計画名称:(仮称)赤坂二丁目プロジェクト
所在地:東京都港区赤坂一丁目および二丁目
規模:地上43階・地下3階、高さ約210m
竣工年:2025年(一期竣工2024年8月、二期竣工2025年10月)
延床面積:約220,000㎡(約66,667坪)
事業関係者:森トラスト
参考資料・竣工イメージ引用元:『(仮称)赤坂二丁目プロジェクト』国家戦略特別区域計画 認定(森トラスト)
竣工済み
(2022年3月竣工)T-LITE(トライト)
虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業(参考:虎ノ門ヒルズ ステーションタワー)の一環。B街区は虎ノ門ヒルズ ステーションタワーよりひと足先に竣工。事務所、店舗、駐車場等などで構成される、最新機能を有するハイグレードオフィスビル。
計画名称:(仮称)虎ノ門二丁目計画 B街区
規模:地上17階・地下2階、高さ約98m
竣工年:2022年3月
延床面積:約26,174㎡(約7931.5坪)
事業関係者:東洋海事工業
参考資料・竣工イメージ引用元:都市再生特別地区(虎ノ門一・二丁目地区) 都市計画(素案)の概要
(2021年6月竣工)日々谷フォートタワー(日比谷FORT TOWER)
(仮称)新橋田村町プロジェクトの正式名称が2020年11月に「日比谷FORT TOWER/日比谷フォートタワー」に決定。三井物産都市開発本社ビル「物産ビル別館」などが建つ西新橋1丁目の約8000平方メートルの敷地を開発。用途:事務所、店舗、カンファレンス、駐車場等/オフィス貸室は8~10階と12~26階、基準階貸室面積772.7坪(Bank A)
計画名称:新橋田村町地区市街地再開発事業
所在地:東京都港区西新橋一丁目500番(地番)
規模:地上27階・地下2階 高さ約138.4m
竣工年:2021年6月
延床面積:105,572.16㎡(予定)
オフィス基準階面積:約1,349.67㎡(約408.27坪)
事業関係者:三井物産都市開発
参考サイト・竣工イメージ引用元:STPJ SHIMBASHI TAMURACHO PROJECT 新橋田村町プロジェクト(公式サイト)
参考資料:新橋田村町地区市街地再開発組合の設立認可について(東京都 都市整備局)
(2020年6月竣工)東京虎ノ門グローバルスクエア
銀座線虎ノ門駅の機能拡充とバリアフリー化などの駅前整備を含むオフィスビルプロジェクト。
5階~23階までがオフィス、4階がカンファレンス、下層階は店舗区画となる。
計画名称:虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都港区虎ノ門一丁目3番・6番
規模:地上24階・地下3階、高さ約120m
竣工年:2020年6月
延床面積:約47,273 ㎡ (約14,325坪)
オフィス基準階面積:約1,349.67㎡(約408.27坪)
事業関係者:野村不動産、森村不動産、不二屋ビルデング、日本土地建物、住友不動産、東京地下鉄(再開発組合)
参考サイト・竣工イメージ引用元:東京虎ノ門グローバルスクエア(公式サイト)
参考資料:「虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業」施設名称が「東京虎ノ門グローバルスクエア」に決定(2019年5月15日・虎ノ門駅前地区市街地再開発組合)
参考資料:直結する虎ノ門駅の機能拡充・災害インフラ整備で高度な防災都市づくりへ貢献『東京虎ノ門グローバルスクエア』竣工(2020年7月10日・野村不動産プレスリリース)
(2020年3月竣工)東京ワールドゲート 神谷町トラストタワー
森トラストによるオフィス・ホテルなどの多彩な施設で構成される、神谷町駅直結の複合施設。3階から30階までが事務所区画。オフィスロビーとホテルTHE TOKYO EDITION TORANOMONは、建築家・隈研吾氏のデザイン。
同社の近隣プロジェクトである(仮称)赤坂二丁目プロジェクトとともに、ハード面だけでなくソフト面でも、駐在外国人を中心とした外国人向けの情報発信・観光支援機能などのしくみを整備。虎ノ門・赤坂エリアの国際都市としてのシンボル的拠点として、国際競争力強化を推進する。
計画名称:(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト
所在地:東京都港区虎ノ門4丁目1番1号
規模:地上38階・地下3階、高さ約180m
竣工年:2020年3月16日
延床面積:約195,200㎡(59,048坪)
オフィス貸室総面積:約107,613㎡(約32,553坪)
オフィス基準階面積:約3834.71㎡(約1,160坪)
事業関係者:森トラスト
参考サイト・竣工イメージ引用元:東京ワールドゲート - TOKYO WORLD GATE -(公式サイト)
(2020年1月竣工)虎ノ門ヒルズビジネスタワー
大規模オフィスと商業施設を持つオフィスタワー。日比谷線新駅(虎ノ門ヒルズ駅)や既存の銀座線虎ノ門駅とも連結。
4階には大企業の新規事業創発に特化した大規模インキュベーションセンター「ARCH」が開設され、事業革新や新規事業創発を支援。
5階~36階を占めるオフィスフロアは、基準階貸室面積約907.5坪の、柱の無い明るく開放的な執務スペースが魅力。
ビル全体として大型ガスコージェネレーションシステムを中心とした独自のエネルギーネットワークが構築されており、環境への配慮や防災機能が強化されている。
計画名称:(仮称)虎ノ門一丁目地区第一種市街地再開発事業(A-1街区)
所在地:港区虎ノ門1丁目17番1号 他
規模:地上36階・地下3階、高さ約185m
竣工年:2020年1月
延床面積:約173,000㎡(約52,424坪)
オフィス貸室総面積:約94,000 ㎡(約28,000坪)
事業関係者:森ビル、西松建設(再開発組合)
参考資料・竣工イメージ引用元:国際新都心・グローバルビジネスセンター」形成に向けて、いよいよ始動「ビジネスタワー」および「レジデンシャルタワー」着工へ(森ビル株式会社)
参考サイト1.:虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー(虎ノ門ヒルズ公式サイト)
参考サイト2.:東京電力による大型ガスコージェネシステム構築
虎ノ門一丁目地区再開発エリアにおけるエネルギー供給の開始について(2020年1月21日 森ビル株式会社、東京電力エナジーパートナー株式会社)
(2019年7月竣工)The Okura Tokyo オークラプレステージタワー
The Okura Tokyo(オークラ東京)は、ホテルオークラ東京本館建替による大規模ホテル複合施設。
2棟の建物のうち超高層棟であるオークラ プレステージタワーが複合オフィスタワー。8階から25階までがオフィスフロア。
計画名称:(仮称)虎ノ門2-10計画
所在地:東京都港区虎ノ門二丁目10番4号
規模:地上41階・地下1階、高さ約188.60m
竣工年:2019年7月
延床面積:約180,700㎡(約54,662坪)
オフィス貸室総面積:約64,000㎡(約19,394坪)
基準階貸室面積:約688坪
事業関係者:ホテルオークラ、日鉄興和不動産
参考資料・竣工イメージ引用元:『The Okura Tokyo』2019年9月上旬に開業(株式会社ホテルオークラ)
※記載内容は公式発表を参考に作成していますが、計画時点の情報のため変更になる場合があります。また竣工イメージは実際とは異なります。
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