虎ノ門エリア再開発・新築オフィスビル特集

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虎ノ門エリアのオフィスビル再開発計画

虎ノ門エリアは、国家戦略特区プロジェクトにおける「国際的ビジネス拠点」地区と位置付けられ、外資系・金融系企業などの誘致を目的としたグローバルビジネスの環境基盤の整備や、駅周辺の街づくり、環境・防災機能の強化などに向けた再開発が進められています。建設中のオフィスビルを中心に、既に竣工済みのビルは下部にまとめました。

虎ノ門周辺開発における都市機能について。虎ノ門ステーションタワーを中心として見た図。
虎ノ門周辺開発における都市機能についての図。日比谷線新駅=虎ノ門ヒルズ駅(2020年6月開業)。虎ノ門周辺では、国際的な医療・宿泊・教育・交流施設、外国人居住・生活サポート施設、高規格オフィスやインキュベートオフィス等を整備する、複数の都市開発が 計画・実施されている。
引用元:都市再生特別地区(虎ノ門一・二丁目地区) 都市計画(素案)の概要
https://www.chisou.go.jp/tiiki/kokusentoc/
tokyoken/tokyotoshisaisei/dai12/shiryou14.pdf


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虎ノ門エリア(虎ノ門~神谷町~麻布台)再開発マップ

虎ノ門エリア 主な再開発・竣工予定新築オフィスビル一覧

1.麻布台ヒルズ ((仮称)虎ノ門・麻布台プロジェクト、虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業)

森ビルによる大規模再開発プロジェクト。
緑化された広大な敷地の中に、日本郵政グループビル飯倉ビル(旧:日本郵政公社東京支社社屋)の跡地に建つメインタワー「麻布台ヒルズ森JPタワー」は高さ約330mの超高層タワーとなる。オフィス区画は、メインタワーの7階~52階。西棟と低層棟にはスモールオフィスも整備される。

2023年6月30日、「麻布台ヒルズ」(虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業)のうち、A街区(麻布台ヒルズ森JPタワー)およびC街区(ガーデンプラザ)が竣工した(森ビル プレスリリース)。開業は2023年秋の予定とされている。

麻布台ヒルズ (手前がガーデンプラザ)の写真 2023年7月2日撮影
麻布台ヒルズ ガーデンプラザ(B棟) 2023年7月2日撮影
麻布台ヒルズ森JPタワー 2023年7月2日撮影
麻布台ヒルズ森JPタワー 2023年7月2日撮影
麻布台ヒルズ森JPタワー 2023年7月2日撮影


計画名称:虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都港区虎ノ門5丁目、麻布台1丁目および六本木3丁目の各地内
規模:地上65階・地下6階、高さ約330m(メインタワー・A街区)
竣工年:2023年3月31日予定
総延床面積:約860,400㎡(うち、オフィス総貸室面積213,900㎡)
主要用途:住宅(約1,400戸)、事務所(約213,900㎡)、店舗(約150店)、ホテル(約120室)、インターナショナルスクール(約14,000㎡、ブリティッシュ・スクール・イン・東京(予定))、中央広場(約6,000㎡)、文化施設(約9,000㎡)等
事業関係者:森ビル(再開発組合)

■オフィス区画詳細
貸室面積:213,900㎡(約64,700坪)、就業者数:約20,000人
<メインタワー>
オフィス区画: 7階~52階
貸室面積:約204,000㎡(約61,710坪)
基準階面積:約4,300㎡(約1,290坪)~約4,840㎡(約1,460坪)
<西棟>
オフィス区画: 3階~5階
貸室面積:約4,200㎡(約1,270坪)
基準階面積:約1,400㎡(約420坪)
<低層棟>
オフィス区画: 3階~5階
貸室面積:約5,700㎡(約1,724坪)
基準階面積:約1,620㎡(約500坪)~約2,000㎡(約600坪)

参考資料1.都市再生特別地区(虎ノ門・麻布台地区) 都市計画(素案)の概要
参考資料2.「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合設立認可のお知らせ(森ビル株式会社)
参考資料3.「虎ノ門・麻布台プロジェクト」いよいよ始動」:森ビルニュースリリース(2019年8月22日)
参考資料4.虎ノ門・麻布台プロジェクト ファクトブック(PDF):森ビル(2019年8月22日)
参考資料5.麻布台ヒルズ プロジェクトサイト:森ビル



2.虎ノ門ヒルズステーションタワー

森ビルによる日比谷線新駅(虎ノ門ヒルズ駅)整備と連携したプロジェクト。
うち、A-1街区がオフィス棟となり、高層階はビジネス発信拠点、中層階にオフィス、低層階に国際水準のホテル・商業施設が入居予定。

(仮称)虎ノ門ヒルズステーションタワー
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 建設中 2022年6月撮影
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 建設中 2022年6月撮影
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの写真 建設中 2023年7月2日撮影
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 建設中 2023年7月2日撮影
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 建設中 2023年7月2日撮影
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 建設中 2023年7月2日撮影
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー グラスロック 建設中 2023年7月2日撮影
(左)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 裏手から(右手)江戸見坂テラス 建設中 2023年7月2日撮影

計画名称:虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業(A街区)
所在地:東京都港区虎ノ門1丁目、2丁目の一部
規模:地上49階・地下4階、高さ約265m
竣工年:2023年7月予定
延床面積:約253,100㎡(約76,563坪)
事業関係者:森ビル・都市再生機構・東洋海事工業(再開発組合)

参考資料・竣工イメージ引用元:都市再生特別地区(虎ノ門一・二丁目地区) 都市計画(素案)の概要
参考サイト:(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(森ビル株式会社)


3.(仮称)T-2 Project(虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟)

2020年10月19日、詳細情報が追加発表
老朽化していた虎の門病院・国立印刷局・共同通信会館の機能更新プロジェクト。
2階のデッキを通じて「虎ノ門ヒルズ」駅にも接続。歩行者ネットワークや都市機能の一体的な開発となる。
建物は、耐震性能Sグレード(特級)の制震構造を有する建物構造と、非常時電源供給などのBCP対策も万全。
また、業務棟の大部分はオフィス区画となり、下層階は国際水準の業務支援機能として、国際化対応のサポート施設「(仮称)虎ノ門国際ビジネスサービスセンター」が設置される予定。
オフィス基準階は、1フロア1050坪、天井高2900mm、奥行き18mの無柱空間。虎の門病院や周辺街区の建替による機能更新。2020年9月着工。
業務棟の大部分がオフィス区画となり、下層階は国際水準の業務支援機能が整備される。

計画名称:虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟
所在地:東京都港区虎ノ門二丁目105番
規模:地上38階・地下2階、高さ約180m
竣工年:2023年11月予定
延床面積:約180,700㎡(約54,600坪)
事業関係者:都市再生機構、日鉄興和不動産・第一生命保険・関電不動産開発・東京ガス都市開発・九州旅客鉄道・大成建設

参考資料・竣工イメージ引用元:「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」新時代の国際ビジネス拠点に大規模オフィスプロジェクト 始動(2020年10月19日・日鉄興和不動産)
参考資料:虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業(港区ホームページ)



4.虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業

虎ノ門駅一体型の再開発。東京虎ノ門グローバルスクエア(2020年6月竣工済)の東側の約1.1haの計画区域において、新たなランドマークとなる延床面積約12万m2の「駅と一体となった国際的なビジネス交流拠点」が整備される。産学官連携のビジネス創出支援施設「(仮称)虎ノ門イノベーションセンター」の他、「虎ノ門」駅や周辺施設と一体となった交通ネットワークの整備、地域の防災機能強化などが計画されている。

計画名称:虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都港区虎ノ門一丁目 4 番、5 番、8 番
規模:地上30階・地下5階・高さ約180m
竣工年:2025年度予定
延床面積:延床面積 約126,000㎡
事業関係者:日本土地建物・都市再生機構・住友不動産

参考サイト・竣工イメージ(更新):「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合設立認可のお知らせ(2022年6月24日・中央日本土地建物グループ株式会社)



5.赤坂トラストタワー((仮称)赤坂二丁目プロジェクト)

森トラストによる赤坂ツインタワー跡地の約5,000坪の敷地に建つプロジェクト。
事務所やホテル、歴史文化施設も有する、赤坂エリアの新たなランドマークとして期待される大規模プロジェクト。

計画名称:(仮称)赤坂二丁目プロジェクト
所在地:東京都港区赤坂一丁目および二丁目
規模:地上43階・地下3階、高さ約210m
竣工年:2025年(一期竣工2024年8月、二期竣工2025年10月)
延床面積:約220,000㎡(約66,667坪)
事業関係者:森トラスト

参考資料・竣工イメージ引用元:『(仮称)赤坂二丁目プロジェクト』国家戦略特別区域計画 認定(森トラスト)



竣工済み


(2022年3月竣工)T-LITE(トライト)

虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業(参考:虎ノ門ヒルズ ステーションタワー)の一環。B街区は虎ノ門ヒルズ ステーションタワーよりひと足先に竣工。事務所、店舗、駐車場等などで構成される、最新機能を有するハイグレードオフィスビル。

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計画名称:(仮称)虎ノ門二丁目計画 B街区
規模:地上17階・地下2階、高さ約98m
竣工年:2022年3月
延床面積:約26,174㎡(約7931.5坪)
事業関係者:東洋海事工業

参考資料・竣工イメージ引用元:都市再生特別地区(虎ノ門一・二丁目地区) 都市計画(素案)の概要



(2021年6月竣工)日々谷フォートタワー(日比谷FORT TOWER)

(仮称)新橋田村町プロジェクトの正式名称が2020年11月に「日比谷FORT TOWER/日比谷フォートタワー」に決定。三井物産都市開発本社ビル「物産ビル別館」などが建つ西新橋1丁目の約8000平方メートルの敷地を開発。用途:事務所、店舗、カンファレンス、駐車場等/オフィス貸室は8~10階と12~26階、基準階貸室面積772.7坪(Bank A)


計画名称:新橋田村町地区市街地再開発事業
所在地:東京都港区西新橋一丁目500番(地番)
規模:地上27階・地下2階 高さ約138.4m
竣工年:2021年6月
延床面積:105,572.16㎡(予定)
オフィス基準階面積:約1,349.67㎡(約408.27坪)
事業関係者:三井物産都市開発

参考サイト・竣工イメージ引用元:STPJ SHIMBASHI TAMURACHO PROJECT 新橋田村町プロジェクト(公式サイト)
参考資料:新橋田村町地区市街地再開発組合の設立認可について(東京都 都市整備局)



(2020年6月竣工)東京虎ノ門グローバルスクエア

銀座線虎ノ門駅の機能拡充とバリアフリー化などの駅前整備を含むオフィスビルプロジェクト。
5階~23階までがオフィス、4階がカンファレンス、下層階は店舗区画となる。

東京虎ノ門グローバルスクエア

計画名称:虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都港区虎ノ門一丁目3番・6番
規模:地上24階・地下3階、高さ約120m
竣工年:2020年6月
延床面積:約47,273 ㎡ (約14,325坪)
オフィス基準階面積:約1,349.67㎡(約408.27坪)
事業関係者:野村不動産、森村不動産、不二屋ビルデング、日本土地建物、住友不動産、東京地下鉄(再開発組合)

参考サイト・竣工イメージ引用元:東京虎ノ門グローバルスクエア(公式サイト)
参考資料:「虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業」施設名称が「東京虎ノ門グローバルスクエア」に決定(2019年5月15日・虎ノ門駅前地区市街地再開発組合)
参考資料:直結する虎ノ門駅の機能拡充・災害インフラ整備で高度な防災都市づくりへ貢献『東京虎ノ門グローバルスクエア』竣工(2020年7月10日・野村不動産プレスリリース)


(2020年3月竣工)東京ワールドゲート 神谷町トラストタワー

森トラストによるオフィス・ホテルなどの多彩な施設で構成される、神谷町駅直結の複合施設。3階から30階までが事務所区画。オフィスロビーとホテルTHE TOKYO EDITION TORANOMONは、建築家・隈研吾氏のデザイン。
同社の近隣プロジェクトである(仮称)赤坂二丁目プロジェクトとともに、ハード面だけでなくソフト面でも、駐在外国人を中心とした外国人向けの情報発信・観光支援機能などのしくみを整備。虎ノ門・赤坂エリアの国際都市としてのシンボル的拠点として、国際競争力強化を推進する。

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東京ワールドゲート 神谷町トラストタワーの竣工イメージ図

計画名称:(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト
所在地:東京都港区虎ノ門4丁目1番1号
規模:地上38階・地下3階、高さ約180m
竣工年:2020年3月16日
延床面積:約195,200㎡(59,048坪)
オフィス貸室総面積:約107,613㎡(約32,553坪)
オフィス基準階面積:約3834.71㎡(約1,160坪)
事業関係者:森トラスト

参考サイト・竣工イメージ引用元:東京ワールドゲート - TOKYO WORLD GATE -(公式サイト)


(2020年1月竣工)虎ノ門ヒルズビジネスタワー

大規模オフィスと商業施設を持つオフィスタワー。日比谷線新駅(虎ノ門ヒルズ駅)や既存の銀座線虎ノ門駅とも連結。
4階には大企業の新規事業創発に特化した大規模インキュベーションセンター「ARCH」が開設され、事業革新や新規事業創発を支援。
5階~36階を占めるオフィスフロアは、基準階貸室面積約907.5坪の、柱の無い明るく開放的な執務スペースが魅力。
ビル全体として大型ガスコージェネレーションシステムを中心とした独自のエネルギーネットワークが構築されており、環境への配慮や防災機能が強化されている。

虎ノ門ヒルズビジネスタワー

計画名称:(仮称)虎ノ門一丁目地区第一種市街地再開発事業(A-1街区)
所在地:港区虎ノ門1丁目17番1号 他
規模:地上36階・地下3階、高さ約185m
竣工年:2020年1月
延床面積:約173,000㎡(約52,424坪)
オフィス貸室総面積:約94,000 ㎡(約28,000坪)
事業関係者:森ビル、西松建設(再開発組合)

参考資料・竣工イメージ引用元:国際新都心・グローバルビジネスセンター」形成に向けて、いよいよ始動「ビジネスタワー」および「レジデンシャルタワー」着工へ(森ビル株式会社)
参考サイト1.:虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー(虎ノ門ヒルズ公式サイト)
参考サイト2.:東京電力による大型ガスコージェネシステム構築
虎ノ門一丁目地区再開発エリアにおけるエネルギー供給の開始について(2020年1月21日 森ビル株式会社、東京電力エナジーパートナー株式会社)


(2019年7月竣工)The Okura Tokyo オークラプレステージタワー

The Okura Tokyo(オークラ東京)は、ホテルオークラ東京本館建替による大規模ホテル複合施設。
2棟の建物のうち超高層棟であるオークラ プレステージタワーが複合オフィスタワー。8階から25階までがオフィスフロア。

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オークラ プレステージタワーの竣工イメージ図

計画名称:(仮称)虎ノ門2-10計画
所在地:東京都港区虎ノ門二丁目10番4号
規模:地上41階・地下1階、高さ約188.60m
竣工年:2019年7月
延床面積:約180,700㎡(約54,662坪)
オフィス貸室総面積:約64,000㎡(約19,394坪)
基準階貸室面積:約688坪
事業関係者:ホテルオークラ、日鉄興和不動産

参考資料・竣工イメージ引用元:『The Okura Tokyo』2019年9月上旬に開業(株式会社ホテルオークラ)


※記載内容は公式発表を参考に作成していますが、計画時点の情報のため変更になる場合があります。また竣工イメージは実際とは異なります。

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