品川・高輪ゲートウェイ・泉岳寺駅、田町駅エリアの再開発計画・新築オフィスビル特集

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品川・高輪ゲートウェイ・泉岳寺駅、田町駅エリアの再開発計画・新築オフィスビル特集

品川駅周辺エリアの再開発は、泉岳寺駅・高輪ゲートウェイ駅~品川駅の縦のラインで主要プロジェクトが進んでいます。
2020年3月に開業した山手線新駅である高輪ゲートウェイ駅から南方面に「品川」駅まで縦に広がる、品川駅北周辺地区再開発「品川開発プロジェクト(第I期)」、そして泉岳寺駅周辺の「泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業」が進行中です。

品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)再開発区域内では2020年、明治初期の遺構「高輪築堤」が出土。その歴史的価値のため現状保存され展示等により街づくりに活用される予定となっています。

更新情報
2021年6月3日 泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業の特定建設事業者が東急不動産と京浜急行電鉄が特定建設者に決定
2021年4月21日 高輪築堤の調査・保存保存方針が取りまとめられた(2021年4月21日・JR東日本ニュース)

品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)イメージパース

画像引用元:都市再生特別地区(品川駅北周辺地区)都市計画(素案)の概要 P.1,11
https://www.chisou.go.jp/tiiki/kokusentoc/tokyoken/
tokyotoshisaisei/dai14/shiryou1.pdf

東京のオフィスビル 再開発マップ(2023年版)

品川・高輪ゲートウェイ・泉岳寺駅、田町駅エリア 主な再開発・竣工予定の新築オフィスビル一覧

品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」

北方面の1街区から南方面の4街区の4街区にかけて、超高層ビルが並び、高輪ゲートウェイ駅と街全体が歩行者ネットワークと交流空間で一体的に完成する。
4街区(高輪ゲートウェイ駅正面左右に並ぶ北棟南棟)と3街区の、計3棟が業務中心の棟(オフィスビル)となる。

4街区:複合棟Ⅰ(North・South)
3街区:複合棟Ⅱ
2街区:文化創造棟
1街区:住宅棟


4街区の2棟(複合棟Ⅰ North・South)は、2025年3月頃に竣工予定。複合棟Ⅱおよび文化創造棟・住宅棟は2025年度中開業とされている。


文化創造棟(外装デザイン:隈研吾氏)と住宅棟


品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)イメージパース 芝浦中央公園から見たイメージ
品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)南北方向整備断面イメージ
(クリックで拡大)品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)南北方向整備断面イメージ
(クリックで拡大)品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)整備平面イメージ
150年前に構築された高輪築堤保存のため、複合棟Ⅱの建物位置が変更。



プロジェクト全体として「Global Gateway」を開発コンセプトとし、国際ビジネス交流拠点としての都市機能の整備が盛り込まれており、国際会議等にも対応可能な大規模カンファレンス・ビジネス支援施設・国際水準のホテル(4街区)、ラボやホールなどの文化創造施設(2街区)、国際水準の居住施設・インターナショナルスクール(1街区)などが誕生する予定。

また、4街区の前には高輪ゲートウェイ駅の駅前歩行者広場デッキが開発されるほか、芝浦港南地区(芝浦水再生センター・芝浦中央公園側)や、三田・田町地区、高輪地区、品川駅地区など、周辺地域と歩行者専用道などで整備され、さらに4街区の南に隣接する品川駅方面に区域5と区域6の開発の将来構想もある。

品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)南北方向整備断面イメージ
品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)歩行者ネットワークと広場の整備
品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)整備平面イメージと将来構想

計画名称:品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)
所在地:東京都港区港南二丁目、芝浦四丁目、高輪二丁目及び三田三丁目各地内
竣工年:2025年~
事業主:東日本旅客鉄道
規模・高さ・延べ面積:
【1街区】地上45階・地下3階・高さ約173m 延べ面積:約149,000㎡
【2街区】地上6階・地下4階・高さ約45m 延べ面積:約31,000㎡
【3街区】地上31階・地下5階・高さ約167m 延べ面積:約211,000㎡
【4街区】地上30階・地下3階 ・高さ約164m 延べ面積:約460,000㎡
用途:
【1街区】住宅、教育施設、 駐車場等
【2街区】文化創造施設、駐車場等
【3街区】業務、商業、 生活支援施設、熱源機械室、駐車場等
【4街区】業務、ホテル、商業、コンベンション、カンファレンス、ビジネス支援施設、駐車場等
駐車等台数:自動車約2,290台/自動二輪約115台/自転車約3,030台(街区全体)

参考資料・引用元:
都市再生特別地区(品川駅北周辺地区)都市計画(素案)の概要
品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)が都市計画決定されました(2019年4月22日・東日本旅客鉄道)
高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくりについて(2022年4月21日・東日本旅客鉄道)

↑クリックで拡大 建設中の様子(高輪ゲートウェイ駅から泉岳寺方面を撮影、撮影日:2022年5月22日)
↑クリックで拡大 建設中の様子(高輪ゲートウェイ駅から泉岳寺方面を撮影、撮影日:2023年4月21日)
第一京浜側から(2023年12月30日撮影)
複合棟Ⅰ North(駅ホームから)
複合棟Ⅱ方面(駅ホームから)
複合棟Ⅰ North
複合棟Ⅰ North
複合棟Ⅰ South
複合棟Ⅰ South
区域5方面
ENEOS水素ステーション 東京高輪ゲートウェイ
↑クリックで拡大 建設中の様子(撮影日:2023年12月30日)


泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業

約8500㎡の敷地に、住宅(約350戸)、業務、商業用途の複合ビルを建設する。収容台数約250台の駐車場や、南北2カ所には泉岳寺駅の出入り口を新設。
泉岳寺駅の機能強化を図るため、浅草線のホームやコンコースの拡張、エレベーターの増設などの大規模改良事業が行われる予定。

2020年着工予定→2023年4月頃の着工、2028年3月頃の工事完了予定とのこと(2021年6月)。

竣工パースイメージ(東京都HPより)
竣工パースイメージ(東京都HPより)
泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業 上空から見た開発エリア
泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業 上空から見た開発エリア

計画名称:泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業
所在地:東京都港区高輪二丁目81-1ほか(地番)
敷地面積:8,485.84m2
規模・高さ・延床面積:地上30階・高さ約145m・延床面積110,644m2
竣工年:2024年(予定)→2023年4月頃の着工、2028年3月頃の完了予定
事業協力者:東急不動産、鹿島建設、京浜急行電鉄

資料・引用元:
泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業における事業協力者の決定について(2018年2月21日)
泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業の特定建築者を募集します(2020年1月30日)
泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業における特定建築者の公募結果について(応募なしのため再公募)(2020年05月18日)
東急不動産と京浜急行電鉄が特定建設者に決定、都と基本協定書を締結(2021年06月03日・東急不動産ニュースリリース)


品川駅西口地区地区計画

京浜急行電鉄(京急)が中心となって進める、品川駅西口地区のSHINAGAWA GOOS(シナガワグース、2021年3月31日閉館)敷地の活用開発プロジェクト。
国際交流拠点・品川にふさわしい複合施設や、国内外のグローバル企業、国際水準の会議・ホテルなどを誘致。
ターミナル駅前でありながら豊かな自然に恵まれた環境を活かしたまちづくりをめざす。
トヨタ自動車を共同事業者として迎えることで、次世代交通ターミナル・次世代モビリティ等施設の共同開発をするほか、
施設の一部はトヨタ自動車のオフィスとしての活用が発表されている。

品川駅西口地区地区計画 複合施設イメージパース
品川駅西口地区地区計画 地区計画区域と開発想定範囲

計画名称:品川駅西口地区地区計画
所在地:東京都港区高輪3-13-3
事業主:京浜急行電鉄・トヨタ自動車(共同事業者)
延床面積:約20万㎡超
用途:オフィス・MICE・商業・ホテル等

参考資料・竣工イメージ引用元:京浜急行電鉄ニュースリリース 品川駅西口地区におけるシナガワグース敷地を活用した当社開発
トヨタ自動車株式会社を共同事業者として迎えともに豊かな環境を活かしたまちづくりを目指します(2020年04月06日)


■ 品川駅・高輪ゲートウェイ駅周辺のオフィス空室状況はこちら(募集条件・賃料情報)

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※記載内容は公式発表を参考に作成していますが、計画時点の情報のため変更になる場合があります。また竣工イメージは実際とは異なります。

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